社員メッセージ
業務内容
私たちの仕事は、創薬の初期段階で、“この化合物は薬になれるか”を見極めるためのデータを提供することです。具体的には、体の中での吸収・分布・代謝や、水への溶けやすさ、他の薬との相互作用リスクなど、低中分子化合物のさまざまな特性をin vitro薬物動態・物性スクリーニングで多面的に評価し、候補化合物の選抜・最適化に必要なデータを提供しています。
測定の中心はLC-MS/MSで、多検体を効率よく処理するためにアッセイの多くはロボットで自動化されています。私は、より精緻で高精度なデータ提供に向け、新規アッセイ法・分析法の開発に努めつつ、装置から出力される膨大なデータの解析を効率化・高速化するための社内ツールの開発にも取り組むなど、ラボDXの推進にも取り組んでいます。
提供したデータが創薬プロジェクトにおける候補化合物の選抜や意思決定につながることに、大きなやりがいを感じています。
仕事のやりがい・魅力
私は前職で、規制下のバイオアナリシス業務に従事していました。同じLC-MS/MSを扱う仕事ですが、現職では創薬のより上流に軸足を移し、そこで新たな手応えに出会っています。
その中核は、最新の研究環境の中で、主体的に提案・実行できることです。
日常業務で気付いた課題や改善アイデアについて提案しやすく、改善すべきことをスピード感を持って実行に移せることも大きな魅力です。
中外製薬の研究担当者とも直接議論する機会があり、次の一手をその場で決めていくことができます。
「気付いてから動き始めるまで」のサイクルが短く、自分の判断や提案が創薬プロジェクトの意思決定に直結する実感は、中外製薬グループならではのものです。
分析の専門性を軸に、DXや自動化といった新たな技術を活用して業務価値に変えていける環境も、これまでの経験を生かしつつ新しい挑戦を続けたい方にとって、非常に魅力的な場だと感じています。
職場環境
入社してまず印象的だったのは、大量検体を効率よく処理するための自動化基盤の充実度でした。ロボットによる分注や前処理、測定後のデータ処理まで各工程が整備されており、分析担当者は専門性の高い検討や結果の考察に注力できる環境が整っています。
チームの雰囲気も良く、年齢や経験に関わらずフラットに議論できます。実験や解析で悩んだ際には気軽に相談できる風土があり、私自身もキャリア入社後に自然とチームに溶け込むことができました。
また、薬物動態・分析技術・DXなど幅広い領域を学べる機会があり、これまでの経験を生かしながら専門性をさらに高めていける環境だと感じています。