私は現在、免疫疾患に関連したin vivoにおける薬効・薬理評価実験に携わっています。学生時代はひとつの疾患について研究していましたが、入社後は様々なターゲット疾患に携わっています。そのため、新たな知見や技術の情報収集のため、学会参加や文献調査を通して知識のアップデートをすることも重要な業務です。また、社内のin vivo試験では、外科的処置や特殊技術を用いた投与などハイレベルな技術を要する実験を実施することも多々あります。正確なデータを取るうえで技術習得は重要であり、日々習得にも励んでいます。

私は、「新薬創出に貢献し、人の命を救いたい」、「実験・研究が好き」という思いが強く、入社しました。実際入社すると、中外製薬グループの革新的な創薬技術やアイデアに触れ、ハイレベルな環境で実験できる環境があり、患者さんに薬を届ける一翼を担うことができることにやりがいを感じます。特に、in vivo試験では、ターゲット疾患や疾患モデルによって、難題に直面することも多々ありますが、候補検体を投与して病態が改善していく過程が見られたときや、実験評価系が確立できたときは、達成感を感じます。また、中外製薬グループでは「患者中心」という意識が根付いており、薬を待ち望んでいる患者さんがいるという意識を忘れず実験できる環境は、とてもわくわくします。

若手であっても、チャレンジさせてもらえる環境があると感じます。私は学生時代、in vivo試験の経験が一切なかったので、初めは右も左もわかりませんでした。しかし、高い専門性をもった先輩方のサポートのもと、1年目からさまざまなプロジェクトの実験を担当させていただき、良い意味で入社前イメージとのギャップを感じた記憶があります。また、複数人で実施することが多いin vivo試験では、コミュニケーションが重要ですが、私の上司は、いつも「サイエンスは平等だから」と言って下さり、自分の意見やアイデアを話しやすい雰囲気があると日々感じています。また、フレックス制度や有給休暇は取得しやすく、働きやすい職場なので、ワークライフバランスのとれた働き方ができる環境です。